麻酔の注射が痛いと思われている方
下記が麻酔注射の痛みの原因と言われています。
※ロンドン大学客員教授・松本歯科大学教授、笠原浩教授の論文を参考にしています。
- ① 敏感な組織への刺入
- 例:骨膜下注射、歯髄内注射(歯の神経への直接の麻酔)、切れない針の使用
- ② 強圧による組織損傷
- 例:術者(歯医者)の手が痛くなるような強圧注射
- ③ 注射液の変質
- 例:強酸性の注射液(期限切れによる変質)
- ④ 組織の虚血(後疼痛)
- 例:歯肉が真っ白になるような浸潤麻酔
- ⑤ 感染(後疼痛)
- 例:不潔なポケット付近での歯根膜注射
このような麻酔は絶対に避けなければいけません。
不安や恐怖感は、痛みを増幅します。
そのため、ハシモトデンタルオフィスでは下記を実践しています。
- ① 患者様との対話と十分な説明
- 患者様との信頼を得ておくことが、なにより重要と考えております。
- ② 無用な刺激を避ける
- 器具などが患者様の目に触れないように気を配り、患者様がリラックスできるような院内づくりを心がけております。
- ③ 注射前には予告します
- 「ちょっとチクッとしますよ」などの説明をします。
- ④ 鎮静法の応用
- とくに低濃度の笑気吸入鎮静法が有効です。
- ⑤ GSL麻酔法
- 「GSL麻酔法とは、痛くない麻酔の打ち方です。 Gently,Slowly and with Light pressureの頭文字をとったもので「そーっと静かに、ゆっくり、強圧を加えずに」という意味です。